はじめに
介護職にとって夜勤は、避けて通れない大切な勤務の一つです。
夜勤中は利用者さんの見守りや排泄介助、巡視、急変対応など、昼間とは違った緊張感があります。無事に朝を迎えられたときには安心する反面、心も体も疲れ切っているという方も多いのではないでしょうか。
「夜勤明けは何もする気が起きない。」
「休日なのに疲れが抜けない。」
「夜勤を繰り返すうちに体調を崩してしまった。」
そんな悩みを抱えている介護士さんも少なくありません。
私も介護保険制度が始まる前から介護の現場で働き、多くの夜勤を経験してきました。その中で感じたのは、夜勤明けの過ごし方ひとつで、翌日以降の疲れ方が大きく変わるということです。
今回は、私自身が実践してきた「疲れを残さない夜勤明けの過ごし方」をご紹介します。
1. 夜勤明けは頑張りすぎない
夜勤が終わると、「せっかくの休みだから買い物に行こう」「家の掃除をしよう」と予定を詰め込みたくなることがあります。
しかし、夜勤明けの体は想像以上に疲れています。
睡眠不足の状態で無理をすると、疲労が抜けにくくなり、体調を崩す原因にもなります。
夜勤明けは「休むことも予定の一つ」と考え、自分の体を最優先にしましょう。
2. 帰宅したら軽く食事をとる
空腹のまま眠ると、目が覚めやすくなることがあります。
一方で、脂っこい食事や食べ過ぎは胃腸に負担をかけ、睡眠の質を下げることもあります。
おにぎりやうどん、スープ、ヨーグルトなど、消化の良いものを適量食べるのがおすすめです。
水分補給も忘れずに行いましょう。
3. お風呂で体をリラックスさせる
時間に余裕があれば、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、緊張した筋肉がほぐれます。
夜勤中は立ちっぱなしや歩き回ることが多いため、足や腰に疲れがたまりやすくなります。
シャワーだけで済ませる日もあると思いますが、疲れが強い日は湯船に浸かるだけでも回復しやすくなります。
4. 部屋を暗くして質の良い睡眠をとる
昼間は明るいため、睡眠の質が下がりやすくなります。
遮光カーテンを利用したり、アイマスクや耳栓を活用したりすると、眠りやすい環境を作ることができます。
スマートフォンを見続けると脳が覚醒してしまうため、寝る直前はできるだけ画面を見る時間を減らしましょう。
5. 起きたら軽く体を動かす
長時間寝たあとは、体が重く感じることがあります。
軽くストレッチをしたり、近所を散歩したりするだけでも血流が良くなり、体が目覚めやすくなります。
夜勤明けだからといって、一日中ベッドで過ごすよりも、少し体を動かしたほうが疲れが抜けやすいこともあります。
6. 自分へのご褒美を楽しむ
夜勤は精神的にも体力的にも負担の大きい勤務です。
だからこそ、「夜勤を頑張った自分」を労う時間を作ることも大切です。
好きなスイーツを食べたり、映画を観たり、カフェでゆっくり過ごしたり、自分がリラックスできる時間を持ちましょう。
私自身も、夜勤明けに好きなコーヒーを飲みながら一息つく時間が、気持ちの切り替えになっています。
7. 夜勤明けにお酒を飲むときは適量を心がける
夜勤を終えたあと、「今日は頑張ったから一杯飲もう」と思う方もいるでしょう。
適量のお酒を楽しみながらリラックスすること自体は、一つの気分転換になることがあります。
しかし、飲み過ぎると睡眠が浅くなり、疲れが十分に取れないことがあります。
また、水分不足にもなりやすいため、お酒を飲む場合は水も一緒に飲むようにしましょう。
「疲れを忘れるためのお酒」ではなく、「頑張った自分をねぎらうためのお酒」として、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
夜勤を長く続けるために大切なこと
介護職にとって夜勤は避けられない勤務ですが、体調管理は自分自身で意識しなければなりません。
疲れをため込み続けると、腰痛や睡眠不足、ストレスなど、さまざまな不調につながることがあります。
「まだ大丈夫」と無理をするのではなく、「疲れたらしっかり休む」ことも、良い介護を続けるためには欠かせません。
利用者さんを支えるためには、まず自分自身の健康を守ることが何より大切です。
まとめ
夜勤明けの過ごし方を少し工夫するだけで、疲れの残り方は大きく変わります。
今回ご紹介したポイントを振り返ってみましょう。
- 夜勤明けは無理をしない
- 消化の良い食事と水分補給を心がける
- 湯船に浸かって体をほぐす
- 睡眠環境を整える
- 起きたら軽く体を動かす
- 自分へのご褒美を楽しむ
- お酒は適量を心がける
夜勤は決して楽な勤務ではありません。
だからこそ、勤務後の過ごし方にも目を向けることで、心と体への負担を減らすことができます。
介護リアル脱出ノートでは、これからも現場で働く介護職の皆さんが、健康で長く働き続けられるヒントを発信していきます。
夜勤を頑張った自分を大切にしながら、無理のないペースで介護の仕事を続けていきましょう。

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