【介護の夜勤がつらい…】現役介護士が実践している乗り切り方と心を守る方法

「介護の夜勤がつらい……」

「夜勤前になると憂うつになる」

「眠いし、体もきつい。もう夜勤を続けられないかもしれない」

そんな気持ちを抱えながら、今日も夜勤に向かっている介護士さんはいないでしょうか。

介護施設の夜勤は、利用者様が寝ている時間だから楽――という仕事ではありません。

夜間の巡視、排泄介助、体位交換、ナースコール、記録、急変対応など、少ない人数で多くの業務を担当します。

施設によっては、夜勤者が休憩を十分に取れないこともあります。

私自身、現役介護士として長く働く中で、「夜勤はきつい」と感じることが何度もありました。

一方で、夜勤を続ける中で分かってきたこともあります。

それは、

「夜勤のつらさをゼロにすることは難しくても、負担を減らす方法はある」

ということです。

そして、もう一つ大切なのは、

「夜勤がつらいなら、無理して一生続けなくてもいい」

ということです。

この記事では、現役介護士として私が実践している介護夜勤の乗り切り方から、夜勤明けの過ごし方、夜勤が限界になったときの働き方の見直し方まで、できるだけリアルに紹介します。


【介護の夜勤がつらい】現役介護士が実践する乗り切り方7選|夜勤明けの過ごし方と限界を感じたときの選択肢

まず、「なぜ介護の夜勤はつらいのか」を整理してみましょう。

1.眠気との戦いになる

夜勤で避けられないのが眠気です。

普段なら寝ている時間に働くため、どれだけ慣れても眠気を感じることがあります。

特に深夜帯は集中力が落ちやすくなります。

だからこそ、夜勤前の睡眠や休憩時間の使い方が重要になります。

2.少ない人数で対応しなければならない

日勤帯と比較すると、夜間は勤務する職員が少なくなります。

その状態でナースコールが重なったり、排泄介助が続いたりすると、一気に忙しくなります。

「一人対応中なのに、別の場所からコールが鳴る」

こうした状況は、夜勤を経験した人なら一度は経験しているのではないでしょうか。

3.急変への緊張感がある

夜間に体調が急変するケースもあります。

「いつもと様子が違う」

「呼吸がおかしい」

「反応が弱い」

そんな変化に気づいたとき、少ない人数で判断し、必要な対応を取らなければなりません。

この精神的な緊張感も、夜勤の大きな負担です。

4.休憩が思うように取れないことがある

夜勤の休憩は、施設によって大きく違います。

予定通り休憩に入れる日もあれば、コール対応や排泄介助などで予定通りに休めない日もあります。

特に夜勤者が欠勤した場合などは、夜勤者自身が十分な休憩を取れないケースもあります。

5.生活リズムが崩れやすい

夜に働き、朝に帰宅して昼間に寝る。

これを繰り返していると、どうしても生活リズムが不規則になります。

「夜勤明けなのに眠れない」

「寝たはずなのに疲れが取れない」

ということもあります。

6.夜勤前から精神的に疲れる

夜勤の疲れは、体だけとは限りません。

仕事に行くこと自体がつらくなったり、出勤前から憂うつになったりする場合は、夜勤だけではなく、仕事そのものから強いストレスを受けている可能性もあります。

もし「もうストレスが限界かもしれない」と感じているなら、こちらの記事も参考にしてください。

👉 介護職のストレスが限界…心が壊れる前に試してほしい対処法

実は、夜勤そのものだけではありません。

夜勤当日の朝から、

「今日は夜勤か……」

と考えてしまう。

そんな経験がある人も多いでしょう。

夜勤前から気持ちが重くなると、それだけで疲れてしまいます。

7.「この働き方をいつまで続けるのか」と不安になる

夜勤が続くと、

「このまま何年も夜勤を続けるのかな」

「年齢を重ねても夜勤ができるのかな」

と将来を考えることがあります。

これは単なる疲労ではありません。

働き方そのものへの不安です。


介護夜勤を乗り切るために私が実践している7つの方法

ここからは、私自身が夜勤を続ける中で意識していることを紹介します。

1.夜勤前はできるだけ睡眠を確保する

夜勤前に予定を詰め込みすぎないこと。

これだけでも違います。

夜勤前だからといって、昼間に無理して活動する必要はありません。

可能であれば、昼寝や仮眠を取り、体力を温存しておきます。

夜勤前は「休むことも仕事の準備」と考えることが大切です。


2.出勤前に食事を取りすぎない

夜勤前に食べすぎると、眠気が強くなることがあります。

私の場合は、夜勤中にお腹が空きすぎないようにしながら、食べすぎないことを意識しています。

もちろん個人差があるので、自分の体調に合った食事量を見つけることが大切です。


3.できる仕事は早めに片付ける

夜勤中に突然忙しくなることがあります。

だからこそ、

「あとでやればいい」

と仕事を溜め込まないこと。

記録や必要な準備など、先にできることは早めに進めておきます。

そうすれば、急なナースコールや利用者様の体調変化があったときにも、多少の余裕を持って対応できます。


4.「全部完璧にやろう」としない

夜勤では予定通りに進まないことがあります。

ナースコールが重なった。

排泄介助が続いた。

急な対応が入った。

そんなときに、

「全部完璧にやらなければ」

と焦ると、かえって事故につながる可能性があります。

私が最も意識しているのは、

「まず利用者様の安全」

です。

優先順位を考え、一つずつ対応する。

これだけでも気持ちがかなり違います。


5.分からないことや困ったことは一人で抱え込まない

夜勤だからといって、何でも一人で判断する必要はありません。

迷ったときには、決められた連絡・相談体制に従って確認する。

「こんなことを聞いたら恥ずかしい」

と思わないことです。

迷ったまま自己判断するより、確認するほうが安全です。


6.夜勤中は「小さな休息」を意識する

休憩時間だけが休息ではありません。

施設のルールや業務状況の範囲内で、少しでも体を休められるタイミングがあれば活用します。

水分を取る。

深呼吸する。

少し体を伸ばす。

座れるときに座る。

こうした小さな積み重ねも、長時間の夜勤では大切です。


7.「夜勤がすべてではない」と考える

これが、私自身はかなり大切だと思っています。

夜勤がつらいと、

「この仕事を続けるなら、ずっと夜勤をやらなければいけない」

と思ってしまうことがあります。

しかし、介護の働き方は一つではありません。

夜勤の回数を減らす。

日勤中心の職場を探す。

夜勤のないサービスを検討する。

施設を変える。

雇用形態を見直す。

介護職そのものから別の仕事へ移る。

選択肢はいくつもあります。

「今の夜勤がつらい」ことと、「介護職として働けない」ことは同じではありません。


夜勤明けの過ごし方も重要|疲れを翌日に残さないために

夜勤明けになると、

「やっと終わった!」

という解放感があります。

しかし、ここで無理をすると疲労を翌日に持ち越してしまいます。

夜勤明けに意識したいこと

  • 帰宅後はできるだけ体を休める
  • 睡眠時間を確保する
  • 水分を取る
  • 食事を抜きすぎない
  • 無理に予定を入れない
  • 眠気が強い状態で運転しない
  • 疲労が強いときは無理に外出しない

特に注意したいのが、夜勤明けの無理な活動です。

「せっかくの休みだから」と、パチンコや競輪などのギャンブルに行ったり、深酒をしたり、さらに仕事を入れたりすると、体を休ませる時間がなくなってしまいます。

夜勤明けは、まず自分の体を回復させる時間。

私はそう考えています。


「夜勤明けに何もしたくない」は甘えではない

夜勤明けに、

「帰ったら何もしたくない」

「一日中寝ていたい」

と思うことがあります。

それを、

「自分は怠けている」

と責める必要はありません。

夜間に働き、日中に休むという生活は、それだけ体に負担がかかります。

もちろん強い疲労が続く場合は、勤務体制や健康状態について職場や医療機関などに相談することも大切です。


それでも「介護夜勤が限界」と感じたら

ここは、この記事を読んでいるあなたに一番伝えたい部分です。

夜勤対策をしても、

「もう限界」

と思うなら、無理に我慢し続ける必要はありません。

夜勤が原因で仕事そのものが嫌になっているなら、働き方を見直してみてください。

例えば、

  • 夜勤回数を減らせないか相談する
  • 夜勤専従・日勤専従など勤務形態を検討する
  • 夜勤の少ない施設へ転職する
  • 夜勤のない介護サービスを検討する
  • 派遣など別の働き方を検討する

といった方法があります。

「辞めるか、我慢するか」の二択ではありません。

その間には、「働き方を変える」という選択肢があります。


夜勤だけでなく職場そのものがつらいなら、転職も選択肢

もし、

「夜勤がつらい」

だけではなく、

「人間関係も悪い」

「給料も低い」

「休みも少ない」

「人手不足がひどい」

「夜勤回数が多すぎる」

という状態なら、問題は夜勤だけではないかもしれません。

特に注意したいのは、「夜勤がつらい」のではなく、職場の勤務体制そのものに無理があるケースです。

夜勤回数が多すぎる。

慢性的に人手が足りない。

休憩が十分に取れない。

職員同士の連携が悪い。

こうした状態が当たり前になっているなら、「自分が弱いからつらい」と考える必要はありません。

転職を考える前に、今の職場にどのような問題があるのか、一度整理してみましょう。

👉 「この介護施設、やばい?」転職前に見抜きたい危ない施設の特徴10選

そんなときは、一度、自分の職場を客観的に見直してみましょう。

「この施設で働き続けることが本当に自分に合っているのか」

を考えることも大切です。

転職を考える場合は、求人票だけで判断せず、基本給、夜勤手当、賞与、年間休日、有給休暇、夜勤回数、残業、処遇改善加算の扱いなどを確認しましょう。

「次の職場では、もう夜勤で悩みたくない」

そう考えて転職するなら、単純に「夜勤が少ない求人」を探すだけでは不十分です。

基本給、夜勤手当、年間休日、有給休暇、賞与、残業、夜勤回数、処遇改善加算など、求人票で確認しておきたいポイントがあります。

転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、応募する前に職場の条件をしっかり確認しておきましょう。

👉 介護職の転職で失敗しない施設の選び方|後悔しないためのチェックポイント


関連記事|介護職を辞めたいと思ったあなたへ

夜勤のつらさから、

「もう介護職を辞めたい」

と思っているなら、こちらの記事も参考にしてください。

👉 「介護職を辞めたい…もう限界」と思ったときに、辞める前に考えてほしいこと

夜勤だけが原因なのか。

職場そのものが合っていないのか。

それとも、介護という仕事から離れたいのか。

一度整理してみることで、次に進む方向が見えてくることがあります。


関連記事|「もう限界」と感じたときはこちら

「夜勤がつらい」という気持ちが、

「仕事そのものがもう限界」

という状態まで来ているなら、無理を続けないでください。

👉 介護職を辞めたい…もう限界それでも辞められないあなたへ

「辞めたいけれど生活がある」

「職場に迷惑をかけそう」

「次の仕事が見つかるか不安」

そんな気持ちを整理するための記事です。


まとめ|介護の夜勤がつらいなら、頑張り方だけを変える必要はない

介護の夜勤は、決して楽な仕事ではありません。

眠気。

少人数勤務。

ナースコール。

排泄介助。

急変への対応。

休憩が取れないこと。

そして、生活リズムの乱れ。

さまざまな負担があります。

だから、

「夜勤がつらい」と感じることは、決してあなたが弱いからではありません。

大切なのは、つらさを我慢して耐え続けることではありません。

夜勤前に休む。

夜勤中に無理をしない。

安全を最優先する。

夜勤明けは体を休ませる。

そして、それでもつらいなら働き方を見直す。

これでいいと思います。

介護職として働く方法は、一つではありません。

今の職場で夜勤を続けることだけが正解でもありません。

夜勤回数を減らすこともできます。

職場を変えることもできます。

働き方を変えることもできます。

そして、介護以外の道を選ぶこともできます。

「もう無理かもしれない」と思ったときこそ、自分の人生を見つめ直すタイミングなのかもしれません。

介護リアル脱出ノートでは、現役介護士だからこそ分かる介護職のリアルな悩みや、転職、働き方、お金、そして「介護職からの脱出」まで発信しています。

頑張り続けるだけではなく、自分を守るための選択肢も一緒に考えていきましょう。

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